自称女子高生のミドリちゃんは、いつもお腹を空かしていた。
「食事制限ダイエットをしていたら、ダイエット前よりお腹が空くようになっちゃって」
そこで、F割を始めたそうだ。
「チンちゃん咥えていたら少しはお腹の足しになるかなーと思って」
そう言って、上目遣いでじっと僕を見てくるミドリちゃんは、エサを待つ子犬のようである。
口寂しくなったら何かを咥えて耐えると言うダイエット方法は聞いたことがあるが、その何かが僕のチンちゃんと言うのも、何ともまあと言う話だ。ただ、ミドリちゃんにとっては、空腹も満たせるしお金も貰えるし、この上ないダイエット方法なのだそうだ。
だが、ダイエットと言いつつ、F割の後はミドリちゃんにゴハンをおごることになる。フェラで僕のチンちゃんを咥えながら、物欲しそうな目で見上げてくるからだ。まるで飢えた子犬のようであり「どこかでなんか食べる?」と聞くと、喜んでついてきた。
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ダイエットのために空腹でチンちゃんを咥えているのに、食べてしまったらその意味がないんじゃないの?と思うのだが、
「全く食べないと言うのもよくないからね〜」と、欠食児童のようにもりもりと食べる。
長身でスタイルも良くて黙っていれば見目もいいミドリちゃんではあるが、その実際はこんな矛盾を抱えた女の子なのである。
ただ、ちょっと自負心を満たせるのは、他にもF割をやっているミドリちゃんではあるが、食事に付き合うのは僕だけなのだそうだ。
「物陰で咥えてさ、お金だけねじこんでさっさと帰っちゃう人ばかりなんだよね」
お金儲けのための割り切りとは言え、夜の路地で一人ぽつんと取り残されると、居た堪れない気持ちになるそうだ。
その話を聞いて、僕は一つ誤解していた。上目で僕を見上げてくるミドリちゃんは、エサをねだっていたわけではなくて、独りになる寂しさをその目に湛えていたのである。
そう想像すると、何だかミドリちゃんのことが愛おしくなってきて、さりげなくホテルに誘ってみたが、それはやんわりと断られた。
「セックスすると疲れて余計にお腹減っちゃうから、F割までにしてるんだ」
どこまでダイエットに本気なのだろうか、よくわからないミドリちゃんは、笑いながらゴハンをもりもり食べ続けていた。
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